【ハワイ研究への招待 〜フィールドワークから見える新しいハワイ像〜】 後藤明・松原好次・塩谷亨 編著
関西学院大学出版会



目次:
はじめに
ハワイ地図
序章 「ハワイ」の誕生
第1部  ハワイ文化の基層と先住民の権利回復
 第1章 カヌー、神殿、神話
  コラム ハワイ・ポリネシアの女神ヒナ神話
 第2章 フラとハワイ語
 第3章 ハワイの音楽
  コラム ハワイの遺跡と文化財保護
 第4章 先住民文化の復興運動 ―食文化の再生をめざす百年の計
 第5章 ハワイ語復権運動の現況
  コラム ハワイの観光産業 ―先住民文化の身売り
 第6章 主権運動の行方
 第7章 キリスト教徒ハワイ人の現在 ―伝統的宗教文化についての会衆派信徒の語りを中心に
第2部  日系人の軌跡とアイデンティティ
 第8章 ハワイの日系・沖縄系移民社会の歩みと動き ―博物館にみる生活文化の過去、現在、未来
 第9章 ハワイの日本映画
  コラム ハワイ帰りの紀州漁師 ―もうひとつのハワイ研究
 第10章 第二次世界大戦後のハワイにおける日本語学校の変容 ―1945年〜1960年
 第11章 移民のレストラン
      ―サイミンから探る日系人の移動と出会い
  コラム 日系人の墓
 第12章 帰米二世と呼ばれた人たち
 第13章 現代ハワイ日系人の「多言語」生活
第3部  交錯するエスニシティ
 第14章 多民族社会のメディア ―ハワイはエスニック・メディアの宝庫
 第15章 オキナワンの踊りと音楽にみるハワイ社会 ―エスニシティの交差する舞台から
  コラム 民族の消滅? 「混血」するハワイ社会
 第16章 ハワイのコリアン ―李承晩から戦略的適応への過程
 第17章 太平洋諸島から来た移民
  コラム スワップミートにおける貝製レイのエスノ・ネットワーク
 第18章 ハンデを持つ児童に対するハワイの学校の差別
終章 これからのハワイ研究 ―日本におけるハワイ研究の概観と展望

帯には、
着実な研究・現場からの問題提起: ハワイは滅ぼされた小国の歴史をもっていて沖縄と同じだ。 そこでは、宗教、言語、民族文化、教育などの切実な問題が押し寄せている。 本書のおもしろさは、堅実なフィールドワークによって、 現地の人たちの目からそれらの課題を掬い取っていることだ。 (鳥越皓之/筑波大学教授)
と書かれています。


私が読んだハワイ関連の本の中で最も面白い本でした。
ハワイという島のみでなくハワイの人に焦点を合わせている内容で、食事や文化などにも詳しくかつ解りやすく書かれています。
「ハワイのことを、もう少し掘り下げて知りたい」と思う人に最適です。

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