【カラカウア王のニッポン仰天旅行記】 訳:荒俣宏


目次:
まえがき
第1章  カラカウア王、世界一周の旅に出る
第2章  サンフランシスコでの歓迎
第3章  いよいよニッポンへ
第4章  ニッポンでの歓待
第5章  カラカウア王、天皇と会見する
第6章  ニッポンとの重要な外交問題
第7章  ニッポンでの日々
第8章  カラカウア王の秘密提案
第9章  宴会とゲイシャガール
第10章 トウキョウを離れる
第11章 シャンハイ・ティエンチンを訪問する
第12章 中国文明の特色について
第13章 ホンコンでの日々
第14章 ホンコンからシャムへ
第15章 シャム王家との交流
第16章 シンガポール・ジョホールでの歓迎ぶり
第17章以降のあらまし
巻末資料
外務省の資料
日記・手紙類
新聞記事
年表、系図、索引


カラカウア王が世界旅行をしたときの出来事が書き綴られています。
ただし、この本はカラカウア本人の著書ではなく、随行した宣教師の日誌をもとに本に纏めているものです。
したがって、宣教師から見た世界観や価値観が強く出ています。
たとえば「ポリネシア人は単純で・・・」といった感じの記載も多々見受けられ、 「我々、外来の文明人が未開のポリネシア人を開眼させてあげたんだ」という、やや恩着せがましい欧米的な自惚れを感じます。

とにかくも、読み物としては結構面白いかもしれません。
当時の世界がどうであったかなど、各国王や大臣達の言動などから察することが出来ます。

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