【大地にしがみつけ -ハワイ先住民女性の訴え-】 H.K.トラスク著・松原好次訳


目次:
第1部 楽園ではないハワイ
 第1章 先住民の娘から
 第2章 白人よ、「われわれ」とは誰のこと?
 第3章 愛らしいフラ・ガールの手――観光産業と先住ハワイ文化の身売り
第2部 「白人大学」のハワイ先住民
 第1章 ハワイ大学における人種差別――個人的かつ政治的な見解
 第2章 人種差別主義と学問の自由
 第3章 先住民学生の連帯――ハワイ大学の場合
第3部 先住民から見たハワイの歴史
 ハワイ王朝転覆の真相
第4部 主権を求めて
 第1章 先住ハワイ民族と人権
 第2章 太平洋諸島の政治――帝国主義と先住民族の自決
 第3章 新しい世界秩序
第5部 大地にしがみつけ
 第1章 ハワイ先住民のナショナリズム
 第2章 女性の力と主権回復運動
 第3章 新植民地主義と先住民族


まず、最初におことわりしておきますが、 この本は、読んでいて楽しい本ではありません。
ハワイ旅行に行く前に読む参考書でもありません。

華やかな観光ハワイの裏側にあり表に出てこない先住民族の訴えがこの本にはあります。
私たちの知らない、もうひとつのハワイ、あるいはハワイ人の本音といえるでしょう。

ただし、この本の内容を全て真に受けると旅行は出来なくなります。 観光客は来るなと本の中で明言していますから....。
くわえて、ハワイのネイティブな人々が全部が全部そういう考えなのかは、私としては疑問です。

しかし、まずは、そういう事実を謙虚に受け取るということは必要だということです。


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大地にしがみつけ

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