ハーモス改造大作戦!
Altered Harmos
持ち運びしやすいHarmosですが、さらに軽くすれば、今まで以上にポータビリティが向上します。
そこで軽量化などの改造を行うことにしました。
合計質量4kgを目標としました。
この困難を乗り切れば、ウクレレのように気軽に持ち運んで楽しめるスティールギターに近づくことが出来るはずです。
【脚の余分を切り落とす!】
せっかく軽いスティールギターなのですが、スタンドが2.6kgもあります。
目標を2Kg以下とし、軽量化を進めることにしました。
まず、脚の余分な部分を切り落とすことから始めました。
私の演奏スタイルに合わせた結果、
センターの脚の上側を9cm、下側を7cm、左右の脚の上側を7cm、下側を6cmほど切り落とすことにしました。
パイプカッターで、余分ななパイプを切り落とします。
そして、切り口を丁寧に削ります。
また、上のコの字型部分も1cm切り落としました。
切り落としたパイプは以下の写真です。
この作業により、約190gの軽量化をすることが出来ました。
【ブリッジを削る】
今回の改造は軽量化とは違いますが....
Harmosを愛用している人なら、ここは必ず不満を感じると思います。
C76チューニングにしたとき、バーを置くと7番弦と6番弦がバーと接していないことです。
バーに力を入れないと7番弦や6番弦の音が汚くなります。
しかしバーに力を入れすぎると演奏しづらいです。
そこで、この問題を解決しようと思いました。
簡単な図を描いてみると...。
こんな感じです。
太い弦のところは溝を掘ることで、バーが全ての弦と接するようにします。
手持ちにボール盤があるので、これを使って削ることにしました。
8番弦を0.023インチ、7番弦を0.0065インチ、6番弦を0.003インチ沈めます。
こんな感じでブリッジを削りました。
僅かに溝の位置がズレるなど、あまり綺麗に削れませんでしたが、問題なく実用になります。
このブリッジの切削作業により、バーに余分な力を入れず弦のビビリを抑えることに成功しました。
しかし、このような溝の削り作業もメーカ側で行って欲しいと思いました。