ハーモスの画期的な構造
Epoch-making structure of Harmos

Harmos社のページに記載された内容とほぼ同じです)


【スペース フレーム テクノロジー】
カーボンファイバーで出来たスペースフレームは、この楽器の中心です。
フレーム支柱は4面体と8面体を幾何学的に一緒にからみ合わせます。



このオクテット トラスと呼ばれるこのデザインパターンは、 R.Buckminster Fullerと Kenneth SnelsonおよびAlexander Graham Bellによって生み出されました。
詳細は Richard Hawkinsのページをご覧下さい。(英文)
余談ですが、Fullerの初めて作った試作品は質量30kgのアルミ製オクテットトラスで、それが何と! 6トンの質量を支えたといわれています。



楽器ボディーとしてオクテットトラス構造は、強度的・音響的(力の伝達能力)に非常に優れています。
カーボンファイバーは非常に安定した素材であり、その他の材料(木など)のように温度・湿度の変化に殆ど影響されません。


【共振周波数の違い】
自然におけるすべての物は動き、振動します。
その物質には固有の振動周波数(共振周波数)があり、その物質がが最も容易に振動する周波数です。
殆どの物質は、叩くことで音程がわかるような鳴り方をすると思います。 実際には耳に聞えないような高い周波数も多く含まれていますが、 耳に聞こえる音程が最低の固有振動周波数(最低共振周波数)といえます。


上図のように、最低共振周波数を仮に1とすると、1.4倍の周波数までは振動が増幅されていますが、 1.4以上では逆に振動が吸収されています。


木やアルミニウム等のボディには、通常は200Hz未満に共振周波数があります。 上図によると、ハーモスのボディの固有周波数は約800Hzです。逆に基音の低い領域は控えめです。
これは、軽量で強固なカーボンファイバーとスペースフレームデザインによるものです。

どちらが良いかは好みの問題だと思います。
昔ながらのハワイアンスティールの音を目指すならば、木のムク材を使ったCanopusのほうが良いかもしれません。
実は、私は最初Canopusを検討していましたが、軽さと奇抜さを最優先してHarmosを選びました。
私、奇抜なのが好きなんです。(笑)
私はHarmosの音を大変気に入っています。





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